臨床工学科
臨床工学科の理念
私たちは工学的知識を有する医療機器の専門職として、チーム医療の一員を担い、安全で質の高い医療を提供します
臨床工学科の基本方針
・患者様に安全で安心な医療機器を提供するため、法令を遵守した適切な管理を行います
・医療機器の専門職として適正管理とスタッフ教育に努め、医療安全に貢献します
・全ての方への接遇に配慮し、誠心誠意対応します
・古宿会グループの臨床工学技士間で情報を共有し、全体の知識と技術向上に努めます
・学会活動や研修会に積極的に参加し、最新の医療技術を提供できるよう自己研鑽を継続します
・多職種、関連する診療部門と連携に努め、チーム医療に貢献します
臨床工学科について
血液浄化業務
【血液浄化業務】
ベッド数 |
24床(うち個室1床) |
透析装置 |
多人数用20台、個人用4台 |
治療方法 |
HD、on-line HDF、off-line HDF、I-HDF、腹水濾過濃縮再静注法(CART)、レオカーナ他 |
透析支援システム |
Future Net Web+、電子カルテ |
透析室では月曜~土曜日、外来と入院患者様を対象とした透析や血液浄化業務を行っております。
個人用水処理装置を2台保有しており、病棟での出張透析も対応可能です。
針刺しトラブルでお困りの方には、エコーを用いた穿刺を行いますので、安全で確実に穿刺可能です。
【エコーガイド下穿刺】 【内径2.5mm細い血管への穿刺後】
臨床工学技士の業務は、透析準備・穿刺・返血・透析効率検討・透析装置の保守点検・水質管理・透析液清浄化など多岐にわたります。
【透析装置点検】 【腹水濾過濃縮用装置】
人工呼吸器関連業務
当院では急性期病棟・療養病棟での治療に対応できる人工呼吸器(IMI社製:elisaベンチレータ300)を保有しています。
本装置の適用範囲は挿管(侵襲的)換気、マスク(非侵襲)換気、高流量鼻カニュラ(HFNC:ハイフローセラピー)の全てに1台で対応できます。
加湿方式は加温加湿器(Fisher&Paykel社製:MR850)と、人工鼻を症例に応じて使い分けています。
臨床工学技士は装置の日常点検・使用中点検・終業時点検や回路交換、安全使用のための職員研修を行っています。
患者様状態の観察と装置のチェックは毎日行い、医師や看護師と連携しながら設定の見直しやウィーニング(人工呼吸器離脱)に向けた支援をしています。
その他の医療機器の保守管理業務
その他の医療機器(輸液ポンプや除細動器など)色々な機器の操作や保守管理を行っています。