関連施設

臨床検査科

臨床検査科の理念

臨床検査は、患者様の病気を知るうえで重要な役割を担っています。臨床検査科は患者様のことを第一に考え、迅速かつ精度の高い検査を日々追及しています。
当院は200床未満の中規模病院ながら、この規模でこそ生まれる患者様との距離の近さを活かし、病院全体で患者様の治療に取り組んでいます。臨床検査科では、厚生労働省が『確かな検査は確かな検体採取から』の理念のもと推進している検体採取講習を全員が修了しており、採血や検体採取等に積極的に参画することで検査説明の実施、検体の質の向上や正確性の確保に努めています。

臨床検査科について

2006年の病院移設時より至急検査項目の拡充、患者様ニーズに対応した検査の導入に力を入れてきており、多くの検査項目について即日結果返却を実現しています。
また、電子カルテ・各部門システムを採用してヒューマンエラーを抑制し、診察室や病棟、手術室へ確実且つ迅速な結果報告を行っています。

検査について

検体検査

患者様から採取した血液、尿、咽頭ぬぐい液等を検査します。

人間のからだの中では様々な化学反応が起きています。その化学反応を代謝といいます。代謝によって人間はエネルギーを得たり、からだにとって有害な物質を分解したりしています。検体検査では、患者様の血液や尿などから得られる代謝産物を分析・測定し、患者様のからだのなかの変化を捉えることで病態の把握を可能にしています。

測定のための機器はさまざまにありますが、当院では生化学分析装置、血液凝固測定装置、免疫科学測定装置等は、国内シェアの高い機器を採用し、定期的なサーベイランス参加によって測定結果の正確性を確保しています。
また、輸血検査や、腫瘍マーカー、アレルギー検査項目の多くについても、院内で実施し即日結果報告を行っています。
検体検査

生理機能検査

患者様自身の心機能や肺機能などの身体機能を検査します。

人間のからだは常に一定の状態では決してありません。不整脈や、激しく動いたときに胸部症状が出てくる労さ性狭心症、てんかん発作時の脳波など特定の条件下や突発的に症状がでるような場合がたくさんあります。たとえ平常時であったとしても、からだの機能や情報を的確に読み取るには患者様の協力が不可欠です。

心電図や脳波検査、肺機能検査など、患者様に直接ふれ合う検査では接遇面を重視し患者様に安全かつストレスの少ない検査が実施できるよう努めています。
さらに患者様の目線に立ち、近年ニーズの高まってきた睡眠時無呼吸症候群や動脈硬化等の検査も積極的に導入しています。また、24時間心電図検査のような長時間検査では、世界最小・最軽量クラスの防水機能付き装置を導入し、検査中であってもシャワー浴が可能です。
生理機能検査

超音波検査

超音波を用いて、非侵襲的に身体の内部を観察して検査を行います。

超音波はひとの耳には聞こえない高い周波数の音波です。人間のからだに超音波をあてると臓器のかたちや構造が簡単に素早く、リアルタイムで画像として描出されます。超音波検査は心臓の筋肉の動きや、腎臓結石などの硬いものから腫瘤のやわらかさまで多くの情報が得られ、かつ患者様への負担も比較的少ないことからスクリーニング検査に多く用いられています。

当院では、超音波検査専従の技師が心臓、血管系や腹部、体表など各領域の超音波検査を院内で実施し、健康診断から精密検査まで幅広く対応しています。さらに各科ドクターや診療放射線科スタッフとも連携し、より質の高い検査をめざして日々検査にあたっています。
超音波検査

学会・院外活動

検査科スタッフが加入している学会、行っている院外活動の一部をご紹介します。

○加入学会
 日本臨床検査技師会
 日本輸血・細胞治療学会
 日本超音波検査学会

○院外活動
 茨城県臨床検査技師会理事  広報編集担当 2011.05~
 平成28年度 茨城県臨床検査技師会総会 資格審査委員      他

健診センター百合が丘

健診センター百合が丘は、水戸中央病院の健診部門として、1日人間ドック、脳ドック、各種オプション検査、全国健康保険協会 生活習慣病予防健診、労働安全衛生法に基づく健康診断、特殊健康診断などをご受診いただけます。

2017年春に建物を新設し、大きく生まれ変わります。健診部門では、健診の超音波検査・検体検査・計測検査に関わります。病院の臨床検査科と協力をし、受診者様により質の高い健診を提供できるように、日々努力をしています。これまで以上に充実した設備とサービスを提供していきますので、スタッフ一同皆様をお待ちしております。

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健診センター百合が丘